ホストクラブのバースデー イベントの準備と心得【ホスト目線】

自分のツイッターでホストクラブのバースデーイベントについて聞かれたので、記事にしたいと思う。

記事に書くのは、自分がホストクラブの代表をしていた頃に実際に行ったこと。

バースデーイベントを行うにはどうしたらいいのか?

ボトルは何を入れてもうべきか、シャンパンタワーやコールなどはどうしたらいいのか?

服装はどうする?
スーツ?着物?思い切って袴??

花の用意は?などなど。

特に初めてのバースデーではいろいろな疑問が出てきて不安に思う人もいることだろう。

そんな人たちに向けて、バースデーイベントの準備からイベント開催までを記事にしていく。

今回はホストとして【準備編】をまとめてみた。

ざっくり目次

まずはバースデーイベントの日を決める

当たり前だが、イベントを行うにはイベント日を決めなければ何も始まらない。
特に大切なのは、イベント日は平日よりも土日にすることだ。

土日の方が来客数は伸びる。

イベントは何よりも集客が最優先なので、イベント日が実際の誕生日じゃなくても問題はない。

本気のバースデーイベントをやるなら、準備を含めて3ヶ月前から時間の猶予は取った方が無難だろう。

その間に客のお金管理をすれば、それなりに売掛無しの現金売り上げはあげられるはずだ。

ただ、その3ヶ月以内に客と喧嘩したりなどは絶対に無い用に注意しよう。

いわゆる『やらかしてしまう』と当然だがバースデーも来てくれないことになる。

全く気を抜いてはいけない3ヶ月になるので、注意が必要になる。

イベント前こそ客をデリケートに扱おう

あと、バースデーが近いホスト同士なら合同バースデーイベントをやるところもあるが、実力がしっかりあるホストの場合はオススメしない。

ソロのイベントでは起こりえない問題が発生したりもするし、万が一自分で対処しきれない問題が起きた場合に、対処する時間を持てない可能性が高くなる。

特別な理由がない限り、バースデーをやるなら基本的にソロでやることをすすめる。

また、バースデーが1日で終わりそうにないなら2日に分ける場合もある。

初日は同業者や細い客を集めて人数を多く稼ぐ日、2日目は本命の太客で売り上げをあげる日などにするといいだろう。

自分の実力に合ったバースデーを想定してからバースデーの流れを決めて行くと良い。

衣装や内装を決める

衣装だと代表的なもので言えば、真っ白な袴、白スーツなどがよくあるが、自分の場合はコスプレにして変わったバースデーを演出した。

コスプレ衣装にすることで、ありきたりなバースデーとならずに差別化出来るからだ。

ただし、コスプレの場合に衣装は全て買取になる。

そのため、費用が白スーツや袴などのレンタルの場合より高くなるケースがあるので注意が必要だ。

衣装を決めたら、衣装にあった内装を作らないといけないのだが、内装は基本的に全て外注になる。

その辺りは発注する業者とよく相談して決めないといけない。

適当にお願いすると、ただ着飾っただけのバースデーイベントになってしまう。

内装を業者に頼むときは、とにかく色のベースを間違えないことが重要になる。

例えば、「白をベースに内装を作ってくれ!」と頼むと、白い風船や白い花などの飾り付けをしてくれる。

この色のベースがしっかりしていれば、だいたい内装としては良くなるので、しっかり調和をもたせよう。

ちなみに、バースデーの内装は近くの花屋さんとかがやってくれることが多いが、その花屋さんにも当たりやハズレもある。

こういうときは周りの同業者などに聞いて、よりセンスがある花屋さんに頼むといい。

内装費は店側が出してくれるケースもあるが、基本は自己負担が一般的で金額は10円円前後が多い。

もちろん、内装を豪華すればするほど値段は上がっていく。

あと、他のスタッフの服装を統一させることもやったほうが良い。

例えば、全員作ったバースデー用の黒シャツに名前入りなどが一般的。

これはバースデーの雰囲気を上げるために大事な要素の一つにあたる。

同業者に手紙をおくる

知り合いなどの同業者にバースデーを告知しよう。

ただ、ここでは手紙を送ると書いているが、正確にはバースデー当事者が相手のお店まで行き、手紙を手渡しするようにする。

直接出向き、相手と顔を合わせて「バースデーあるから来てくれ」と頼んだ方が間違いなく印象が良い。

いまどきアナログなやり方だが、イベントを確実なものにしたいならこういうところで手を抜いてはいけない。

あと微妙な関係の同業者や一回しか会ったことのない同業者は、電話で済ませていいだろう。

電話で聞くか、手紙を自分のお店の誰かに渡してもらうか、告知しないの三択になる。

もちろん来られるなら来て欲しいところだが、そこは相手に任せるようにするという意図がある。

同業者はあくまでも同業なので、そこまで力を入れる必要がないが、知り合いが多いならその人脈をうまく使うのも売り上げをあげるきっかけになる。

酒屋に酒を発注する

バースデー当日までに、シャンパンなどの数が多くあきそうなものは、とにかく、多く頼んでおこう。

買い出しにいってありませんでした!だと話にならないので、1週間前にはある程度揃えておきたい所。

酒屋も急に50本などは発注できないので、少しずつ多めに頼むようにして備蓄の数を増やすことが大事。

酒の発注に関して最も大事なのが、高級ボトルになる。

貴重価値があるボトルや本数に限りがあるものは、相当、早めに探しておかないといけない。

1ヶ月前には予約して、モノがある状態かなどを確認しよう。

ボトルを開けるのはお客さんと決まっているので、これをミスると客も気持ちが凹む場合があるので要注意だ。

何度もいうが、前準備はしっかり怠らないようにす。

よく発注するボトルといえば、ホストやキャバクラではよく、自分のバースデーのためだけのオリジナルシャンパンを作ってそれを発注することが多い。

シャンパンの顔に名前入りのデコレーションされたシャンパンを記念として販売する。

いわゆる『オリシャン』だ。

これも予約は早めにしないと作れないので、客と早めに相談してシャンパンをあけることを決めておく。

ちなみにこのボトルは10万円以上が相場になる。

あくまでも記念品としての価値を落とさないための値段になっている。

店のグラス在庫などを再チェックすること

特にお店のシャンパングラスなど、割れやすいものは、普通の営業日に割れていて、本数が思っていた以上に減っているということが多々ある。

これが少ないと、バースデー当日にシャンパンを開けてすぐに洗ってまた出すという時間の無駄が発生してしまう。

できる限り、バースデー当日にそのような無駄な時間を使わせないために、余裕ができる準備をしておきたい。

こういうのは、バースデー当日のイメージを膨らませて、何が足りなくなるとか何が必要になってくると考えればわかることが多い。

グラス以外の物も足りないと思えるならバースデーまでに用意しよう。

立花の位置を決める

バースデー当日に来れない客や同業者などが、花を送ってくれるのだが、その立花の置き場所を決めておく必要もある。

道にどーんと置いてしまうとたまに警察やビルの管理者、近くの営業してある店舗から苦情がくる場合がある。

できる限りコンパクトにまとめるか、店舗内に入れるとか、苦情が出にくい状況を作る心がけをする。

【重要】専用のシャンパンコールを作っておくこと

毎日店舗で使っているシャンパンコールをバースデー当日のシャンパンをあけまくる状況でそのまま使うと回転率が悪い。

つまり、客を待たせる時間が増えてしまう。

また、シャンパンコール中は、ほかのホストは全てその卓に集中するので、客の席は誰もついていない状態になる。

バースデーだとこの時間がシャンパンコールの連打のせいでものすごくトータル長くなる。

そうなると客も「疲れたから帰る!」と言い出したり、不満を持っていろいろな問題が起き始める。

そのリスクを出来るだけ軽減するために、バースデー用に効率の良いシャンパンコールは必ず作っておくように。

時間にして五分ぐらいの短いシャンパンコールにしないといけないので、要点だけさっと流せるようなものがいいだろう。

とにかく、時間をいかに短くコンパクトにするかを重点に考えて作る。

あと、バースデー当日は、基本的にシャンパンコール中の煽りはやらないようにしよう。

これをやり始めると10分20分は平気でかかるので、バースデーの時は禁止にする店舗もある。

バースデー用のケーキを用意する

普通の誕生日のようなケーキではなく、顔写真入りのでかいケーキを発注しておくとバースデーイベントらしく見える。

これはあくまでもバースデーのデコレーションとも言える。

このケーキがあるだけでだいぶバースデーとしてのインパクトを与えることができる。

一応、ケーキなので食べれるが、店で食べている客やホストは見ない。

シャンパンタワーは必須

ホストのバースデーといえば、やはりシャンパンタワーは外せない。

これを目当てにしている客もいるくらいだ。

シャンパンタワーは花屋さんなどが提携してやってくれることもあるのでやるなら一緒に頼むのもありだろう。

基本的にシャンパンタワーの相場は最低100万円ぐらいで、開けるシャンパンや高級ボトルによって値段はかなり変わる。

ホストクラブの花形とも言える物なのだが、シャンパンタワーは場所をものすごく使うので、スペース的に2セットくらいが精一杯になる。

売り上げが最も上がるであろう客にしかやれないので厳選する必要がある。

スタッフのシフトを綿密に組むこと

お店のスタッフのシフトは、バースデーイベントの際は必ずフルメンバーにしないといけない。

これは、新人から幹部まで全員にホストのバースデーを経験させるためという意味合いもある。

あとは、単純に人が必要になるので全員を出勤させたほうが楽という部分もあるだろう。

ホスト側の準備編として述べるのはこれぐらいだ。

次は客側の準備編を記事にしていく。

2 Comments

uk

ダイヤさん。
個人的なメッセージって、どこかで送れませんか…??
聞いてみたいことがいくつかあります。

恋愛が自分にとって難しくて、どうしていいのかわかりません・・・

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ダイヤ@管理人

コメントありがとうございます。

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DM送る際にはブログで質問したと分かるようにメッセージ送ってくれると嬉しいです。

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